映画『シン・ゴジラ』を見てきました.
昨日7月29日が封切り日で、見た人たちがTwitterで絶賛しているのを目にして、興味を持って見に行ってきたというわけです.
土曜日の21時近くの上映という時間でしたが、かなりの席が埋まっているように見えました.
ストーリーは、海から上陸して襲ってくるゴジラに人類がどう立ち向かうか、という初代や1984年版と同じ流れです.
しかしながら、今回は総監督が庵野秀明であり、随所にエヴァンゲリオンらしさが散りばめられ(曲もエヴァンゲリオンと同じ鷺巣詩郎)、凝った構図と極限までのリアリティの追求により映像と世界観に引きずり込まれます.
人によって興味を引く点はそれぞれでしょうし、マニアックに作り込まれた映像には見るたびに新たな発見がありそうですが、花形ともいえる戦闘シーンと同じく目を引いたのが会議シーン.面倒な手続きの多さとそれによる決断の遅さ、そして各省庁の縄張り争いと不利になると手のひらを返すように押し付けあう.見終えた後で、果たして我が国の政府は実際のところどうなのだろうかと少し考えてしまうほどに、良くも悪くもリアルです.
自分はあんまり映画は行かないほうですが、上映後に拍手が起きたのは初めてです.自分も拍手しました.よくぞここまで作ったものだと感嘆します.オススメです.