映画『ハドソン川の奇跡』を見てきました.
実際に2009年に発生したUSエアウェイズ1549便不時着水事故をもとに作られた映画であり、できるだけ現実に近づけて作られたそうです.
離陸から間もない時間帯にバードストライク(飛行機に鳥が衝突すること)により両エンジンが破損してしまい、動かなくなってから着水までわずか3分ほどの出来事であり、これをどのようにして映画としてみせるのかが興味深いところであったのですが、不時着水するまでの機長や副機長、クルーの奮闘、着水後のフェリーによる救援、そして事故が起きたことによる機長や家族に対する環境の変化、NTSB(国家運輸安全委員会)による追求など、心理的な描写を中心によく描かれていました.
IMAX上映で観たこともあって、飛行機のエンジン音や着水時の衝撃音などは大迫力で、なおかつコクピットからの映像などで若干の酔いを感じてしまうほどに引き込まれてしまいました.
いつもは刺激の強い、過激な映像の映画ばかりを見ているので、映画を見た後の車の運転が乱暴になりがちだったりするのですが、今回ばかりは丁寧に、安全運転に心がげようという気分にさせられました.