交通事故には気をつけて運転はしていますが、自分がいくら気をつけていてももらい事故などは防ぎきれるものではありません.
そうした事故の状況を記録するという面もあって、ドライブレコーダを取り付けました.
FUJIFILM X70
購入したのはケンウッドのDRV-410.付属のmicroSDカードが8GBと少なかったので、Transcendの高耐久32GB microSDカードを購入しました.
購入にあたっての条件は、
・できるだけ存在感のないもの
・電源ケーブルの取り回しが目立たないもの
・モニタは別に小さくてよい
・画質がよいもの(フルHD、HDR対応)
・電源はシガーソケットではなくバッテリから取れるもの
・駆動電圧が12Vのもの
というようなものでした.
ドライブレコーダは自動車用に設計されたと思われる12V駆動のものと、PC用カメラなどのパーツを流用したと思われる5V駆動のものがあるのですが、バッテリから電源を取るときに5Vだと12V-5Vの変圧が必要となり、そのため変圧器が場所を取るのとアダプタが高価になります.ケンウッドの製品でいうと、このDRV-410は12V駆動なので別売の電源ケーブルは2,500円ですが、5V駆動のDRV-610の場合は6,500円もします.バッテリ過放電防止機能など追加機能を搭載しているとはいえ、本体が15,000円くらいで買える製品のオプションとしては高価です.
また、Wi-Fi対応機種なんてのもあって、映像を直接スマホに転送できて便利そうだなと思いましたが、フルHD動画を転送するのにかかる時間、じっと車内で待つのもつらいので選択肢からはずしました.
それからロードスターのオプションカタログにも最近ドライブレコーダが追加されましたが、モニタ非搭載でそれでいてナビと連動できるわけでもないので、なにかあった時にその場で確認ができないのは不便であろうことからこれも選択肢からはずしました.
FUJIFILM X70
FUJIFILM X70
レンズを強調したようなデザインですが、実際に搭載されているレンズは小さいものです.
センサーサイズは不明ですが、大きなものは搭載してないでしょう.400万画素のセンサーを搭載していますが、実際には最大300万画素の記録まで対応なので、センサーすべてを使っていないか、もしくは400万画素から300万画素に変換して画質を上げているのでしょうか.
最大300万画素まで記録対応ですが、HDR記録が可能なのは200万画素なので自分も200万画素モードで使用しています.
液晶モニタのサイズは1.5インチ.厚みはそこそこありますが、縦横のサイズはコンパクトです.
FUJIFILM X70
取り付けはディーラーにお願いしました.カタログオプションのドライブレコーダのメーカーも同じケンウッド製とのことで、取り付け工賃はオプション取り付けと同じ額でした.
取り付け位置はディーラーのサービスマンによると助手席側が多いとのことでしたが、手動録画(自動録画とは別の領域に保存してメモリカード容量がいっぱいになっても自動削除されないようにする)するときのことを考えて運転席側のミラー裏にしてもらいました.
FUJIFILM X70
運転席から見るとこんな感じ.ミラーに隠れてモニタは見えません.
FUJIFILM X70
モニタを見たり設定変更するときにはこうしてミラーを傾けます.なんかこういう隠し機構というかギミックは悪くないですね.
ちなみに手動録画ボタンは下側にあるので、ミラーで隠れていても簡単に押すことができます.
電源ケーブルは上側から出ていてほとんど気になりません.
録画された映像です.画質はこれだけ撮れていてば十分です.下側にGPSの位置情報や時刻、速度が出ています.
音声録画は切ってあります.記録したほうがいいのでしょうか、ちょっと迷っています.
車検のシールが邪魔ですね.とはいえ、レンズが超広角なので多少ずらしても入り込んでしまいますし.
夜間の高速道路で撮ってみたもの.さすがに暗いので画質が落ちます.日中でも光の当たりかたによって影響されますが車内のものが映り込みます.自分の場合はレーダー探知機のシルバーのパーツが目立ちました.対策としてパーマセルで黒くしてみようかと思っています.
取り付けてはみたものの、できればお世話にならずにすませたい、という点では保険と同じような位置付けの製品といえるかもしれません.とはいえ、画質も綺麗ですし、どこかにドライブに出かけたときなど、車載動画として記録できるような楽しみかたもしてみようかとも思っています.