FUJIFILM X70
Oculus Goを購入し、自分もVRで観れる映像を撮ってみたくなったのでリコーの全天球カメラTHETA SCを購入しました.
全天球カメラ、もう少しわかりやすくいうと、カメラを中心にすべての方向を撮影可能なカメラです.したがって撮影者も映り込みます.またレンズの特性上、遠近感が誇張されるので手で持って撮るとやたらと手が大きく写り込んでしまいます.その辺もあって、リモート撮影を可能にする自撮り棒と小型三脚も一緒に購入しました.
中央にある青い物体がTHETA本体です.色も形状もおよそカメラらしくない外見をしています.細長い板状の物体の表と裏に魚眼レンズが飛び出しています.なので反対側も同じ形をしていて表裏の区別はありません.また本体サイズを小さくするためか(大きいと写り込んでしまう)液晶モニタのようなものもありません.
なので、大半の人に見せても「なにこれ?」と聞かれます.そして説明をしてもなかなか理解されません.実際に撮った画像を見せて、ようやく理解してもらえる感じでしょうか.
FUJIFILM X70
レンズが飛び出た形状をしていますので、裸のまま持ち運ぶわけにもいきません.ケースが付属しているのですが、あんまり見た目が好みではないので、THETA用ケースとしてぴったりと評判のABITAX 5720を一緒に購入しました.もともとはサングラスなどを入れるためのケースのようですが、あつらえたかのようにぴったりです.
銚子電鉄 仲ノ町駅. – Spherical Image – RICOH THETA
RICOH THETA SC
通常の画像ビューアだと歪んだ画像にしかなりませんが、THETA 360などのサイトにアップロードすることで、このように表示されます.このときは手持ち撮影せず、ミニ三脚と自撮り棒を使い、自分は物陰に隠れてiPhoneからリモートで撮影しました.なので下側を見ると、三脚の脚とちょっと歪んだ形に雲台が見えています.
RICOH THETA SC
RICOH THETA SC
RICOH THETA SC
面白いのは、撮影した画像を元に、いろいろなパターンに変換したり、部分的に切り出して普通の写真として見えるようなフォーマットにも変換できること.
とくに一番上の「リトル・プラネット」と呼ばれるものは、撮影地点を中心にまるで一つの星になったかのような画像になって面白いです.屋外で空の見えるところでないと違和感のある画像になってしまいますが.
Oculus Goとの組み合わせですが、なにか特殊な処理とか必要なのかなと思っていたところ、THETAで撮影した画像をiPhoneのカメラロールに保存しておいて、Oculus Goからカメラロールにアクセスして画像を表示させるだけで、あっけなくVR画像として見ることができます.EXIF内に「Use Panorama Viewer」という項目があるんで、この辺りを参照して自動認識しているのでしょうか.