出張で長野に行ってきました.
出張の業務自体は1日目に終了し翌日は土曜日で帰るだけでしたので、夕方の新幹線を予約して観光にあてることにしました.
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長野市内で観光したり鉄道で行ける範囲というのはいくつもバリエーションがありますが、前日の疲れも残っていたので温泉に入ろうと思い、長野電鉄の特急で湯田中温泉に向かいました.車両はJR東日本で成田エクスプレスに使用されていた253系です.
長野電鉄には各駅停車と特急列車が運行されていますが、距離に関係なく特急料金100円というのは気軽に乗れていいですね.
余談ですが、長野オリンピックがあった関係で長野市とその周辺は英語をはじめとした他国の言語に対応した案内が多く感じます.
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終点の湯田中駅に到着.小布施までは乗車したことがあるのですが、ここまできたのは初めてです.
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現駅舎のすぐ隣に旧駅舎がそのまま残されており、日帰り温泉などに活用されています.
入浴料300円でタオルも160円で販売されていますので、気軽に入ることができます.
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温泉から出て、休憩施設で一休みしようかなと思ってふと外を見たら、旧小田急ロマンスカー10000形の特急列車が入線してきました.なので、休憩もそこそこに駅まで戻り、再び乗車することに.
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展望車が空いていましたので先頭座席に座ることができました.先頭座席とはいえもちろん自由席です.
乗車した列車は通常の特急列車とは異なり、「特急ゆけむり〜のんびり号〜」と名付けられた列車で、通常の特急よりも速度を落として車掌さんが沿線の観光案内をしてくれるものでした.
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途中でこんな車両とも行き違いをします.これは旧営団3000系.かつて日比谷線で使用されていた列車です.他に東急8500系も使用されるなど、バリエーション豊かな車両が運行されています.
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小布施駅で途中下車し、お昼と観光に出かけることに.
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小布施堂本店で昼食を.月替わりの手の込んだ料理に加えて抹茶とお茶菓子をいただきました.
料理はアスパラと素麺、筍のすり身揚げ、芽なべ、これにじゃこご飯とデザートがつきます.
抹茶とともに供されるお茶菓子は「栗あじさい」.小さく角切りにした寒天であじさいの形を作り、中に栗餡が入っています.さらにこの時期限定の「青竹水栗羊羹」も追加.栗のシーズンである9月10月はもちろんですが、それ以外の時期でも栗を使ったお菓子などを堪能できます.
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昼食後はすぐ近くにある「北斎館」に.小布施は晩年の葛飾北斎が訪れて絵を描いた地でもあります.
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この時は企画展として北斎漫画展が開催されていました.「北斎漫画」といっても一般にいわれている「漫画」ではなくスケッチ集のようなものです.動物や魚などがありましたが、さすがどれも特徴を捉えているなと感じました.
葛飾北斎は90歳で亡くなるまで絵を描き続け、自らを「画狂老人」と名乗り、亡くなる間際にもあと5年生きることができれば絵を極めることができたのにと言い残したとされるほどの人だったそうです.
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小布施を出る前に「えんとつ」で「朱雀モンブラン」をいただきました.栗のシーズンになると「朱雀」という和風モンブランのようなお菓子が出て、数量限定ということもあってかなり混雑するようですが、こちらは通年販売されています.美味しいのですが、想像をはるかに超えるボリュームでした.
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小布施駅に戻ってホームで列車を待っているとこのような光景が.自分がいまどこにいるかわからなくなりそうです.
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小布施から戻ったあとで善光寺にも行こうと思っていたのですが、時間が足りずにそのまま新幹線で帰りました.
小布施は以前にも何度か訪れているのですが、街並みの美しさと食べ物の美味しさ、さらに足を伸ばせば数ヶ所に温泉もあってお気に入りですので、再訪したいものです.