2020/11/22

Shure AONIC 50

Category: 物欲,電化製品,音楽 — Annexia @ 22:46

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FUJIFILM X100V

 ShureAONIC 50を購入しました.
 このご時世、自宅にいることが多く、集中して仕事をしたいような場合でも集合住宅ゆえの周囲の煩さに気が散ってしまうこともあります.イヤホンを使ってもいいのですが、長時間のイヤホンは耳にもよくないといいますし、だったらヘッドホンを購入するかと思ったわけです.

 選択肢として考えたのは以下のようなもの.実際に試聴して選びたかったのですが、このような状況では店に出かけるのも気が引けてしまい、今回はネットのレビューをあれこれと見て判断しました.
・ソニー WH-1000XM4
・DALI IO6

 ソニー WH-1000XM4はワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンとしては王道ともいえる製品.型番末尾のM4が示すようにmk4、4世代目となり性能的にも熟成されています.性能には定評があり、ユーザの状況を判断してノイズキャンセリングを自動調整し、AIによりハイレゾ級にアップスケーリングするなど、いわゆるハイテクてんこ盛りの機種.音質は低音強めとのこと.ソニーの音響製品は上位機やモニタ用製品はフラットですが、中級機くらいまではドンシャリ気味に味付けをしてくる傾向があります.おそらくはこの製品もそうした部類なのでしょう.
 DALI IO6はスピーカーメーカーとして有名なデンマークのメーカーの製品.デザインは惹かれたのですが、ヘッドホン初開発の製品ということでちょっと情報も少なく、見送り.
 Shure AONIC 50を選んだのは、イヤホンですでにSE425やAONIC 4を使用しておりモニタリング寄りの音質が自分の好みであること、レビューなどを見ても評判が悪くないことがポイントでした.個人的にブラウンが好みの色だったこともあります.それから、ちょうど価格の見直しが入って値下げされたことに加えて、ヨドバシカメラで特売的な値付けをしていたので(3日くらいで戻ってしまったのでいいタイミングで買えました)、それも大きかったです.

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FUJIFILM X100V

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FUJIFILM X100V

 AONICシリーズらしく、AONIC 4やAONIC 215と同じく帽子でも入っているんですかと思いたくなるような円筒形のパッケージです.
 しかも巨大.手前にあるのは12インチのMacBookですが、イヤホンではなくヘッドホンとはいえここまで大きいとは.

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FUJIFILM X100V

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FUJIFILM X100V

 しかもそのパッケージ(直径約27cmありました)いっぱいにキャリングケースが収まっています.こういうところに国土の違いというかアメリカンな雰囲気を感じます.もうちょっとコンパクトにできなかったのかと.

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FUJIFILM X100V

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FUJIFILM X100V

 同じことを思う方がいたようで、ネットで検索したらぴったりのケースを紹介されていましたので、自分もAmazonで同じものを購入しました.Geekria ヘッドホンケースです.対応機種として出てはいませんが、このようにあつらえたかのようにぴったり収まります.素晴らしい.

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FUJIFILM X100V

 付属品はそれほど多くなく、アナログ有線接続するための音声ケーブル、充電/USB接続用のUSBケーブル、あとは簡単なマニュアルくらいです.

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FUJIFILM X100V

 R側には上から順に、外音取り込み/ノイズキャンセリング用スライドスイッチ、ボリューム/再生/早送り巻き戻しスイッチ、電源スイッチ、USB-C端子があります.
 外音取り込み/ノイズキャンセリング用スライドスイッチは3段階になっており、上が外音取り込み、真ん中がオフ、下がノイズキャンセリングです.ノイズキャンセリングは通常と最大の2種類あり、どちらを使用するかはスマートフォンのアプリで設定します.また、外音取り込みの取り込み音量もアプリで設定します.AONIC 215(AONIC TW1)でも同様に外音取り込み設定ができ、自分は最大にして使用していますが、そうするとイヤホンをつけたままでも普通に会話可能なので重宝する機能です.

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FUJIFILM X100V

 一方、L側にはアナログ音声のみ.しかもこの端子、2.5mmなのですよね.3.5mmだったらケーブルの長さの選択肢も増えるのですが.もっとも、自分はアナログケーブルで接続することはほとんどなさそうなので問題ないですが.

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FUJIFILM X100V

 肝心の音質について.
 再生側はiPad mini 5、iPad Pro 11inchを使用し、アナログ有線接続、Bluetooth、USB-C接続で聴いてみましたが、アナログ有線接続はやや落ちる感じです.iPad側のアンプやD/Aコンバータの性能がそれほど高くないのが原因でしょう.なので有線よりも無線のBluetooth接続のほうが高音質だと感じました.それよりも高音質だと感じたのがUSB-C接続です.AONIC 50搭載のD/Aコンバータはかなり高品質だという評価で、たしかにBluetooth接続よりも力強さを感じました.とはいえ、USB-CでしかもUSB2.0ではなく3.1などの高速転送可能なケーブルは非常にごついため取り回しに難があります.なので若干音質が落ちるとはいえBluetooth接続のほうが煩わしさもなくていいですね.
 音の癖はあまり感じられずモニタライクな音の出方をすると感じました.ソニーのWH-1000XM4と比べて低音が弱いという評価をしているレビューをよく見かけますが、ソニーのほうが低音を強調しすぎているだけでその音に慣れてしまうと弱く感じてしまうのでしょう.ただ、いわゆるドンシャリのほうがノリがよく感じられるのもまた事実であり、そのためロックとか打ち込み系のEDMを聴くような場合にはWH-1000XM4のほうが馴染みそうです.手持ちの音源をあれこれと聴いてみた感じではジャズやラテン系のアナログ系楽器の音色がいちばん気持ちよく聴ける印象でした.
 残念ながら現状のような自宅にこもりがちの生活はもうしばらく続きそうですが、せっかく購入したいいヘッドホンですので、これで乗り切りたいと思います.使うかどうかはわかりませんが、マイクもついておりネット会議や通話も可能ですし.

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