2020/12/26

Kindle Oasis

Category: 書籍,物欲,電化製品 — Annexia @ 14:17

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FUJIFILM X100V

 Amazonの読書端末、Kindle Oasisを購入しました.
 Kindleの読書端末としてはすでにPaperwhiteを所有しているのですが、青みがかったバックライトが夜はちょっと目に厳しく感じられるのと、ページ送り/戻し用のハードウェアボタンがほしいなという理由で購入しました.
 金額が同じ仕様(ストレージ容量32GB、広告なし、4G通信なし)でPaperwhiteと比較して2倍以上しますので、そこまでの価値があるのかなとしばらく迷いました.

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FUJIFILM X100V

 内容物はシンプル.Kindle Oasis本体とUSBケーブル、簡単な説明書のみ.

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FUJIFILM X100V

 箱から出した時点で画面に文字が表示されているのには相変わらず驚きます.以前にKindle Paperwhiteを買ったときには、画面の上に説明用のステッカーが貼られているのかと思いました.
 E Inkの特性で、書き換え時以外はほとんど電力を消費しないからこそできるものといえます.

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FUJIFILM X100V

 本体裏面はアルミ製です.Kindle Paperwhiteは樹脂製であるのに比べると高級感があるようにも見えますが、冬場に触ると冷たいし、ここは樹脂製でさらなる軽量化を狙ってもらったほうがよかったかなとも思います.

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FUJIFILM X100V

 購入前に読んだレビュー記事などでも不満点として指摘されることが多かったのがこのmicroUSB端子.2019年発売の端末なのでUSB-C対応にしてもらいたかったところです.もしくは非接触充電対応だとよかったかも.microUSB端子自体が非常に硬く、抜き差しに力がいるのも難点です.その分耐久性が高いのであればいいのですが.

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FUJIFILM X100V(一部画像加工)

 購入時のオプションでユーザ登録とWi-Fiの設定が済んでいたので、セットアップ作業がほとんど必要ないのはとても便利です.さらに購入前にAmazonのWebで端末の名前の設定やダウンロードする書籍の指定までできるので、買ってきてからすることといえば登録内容の確認と書籍がダウンロードされるのを待つこと、あとは後述するフォントの追加くらいです.

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FUJIFILM X100V

 Kindle Oasis購入の理由の1つであるバックライトの色調設定.暖色系に設定できるのはとてもいいですね.フルに設定するとオレンジ色がかなり強くなるので、とりあえず中間にして様子を見ることにしました.

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FUJIFILM X100V

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FUJIFILM X100V

 見比べてみるとKindle Oasis(右)の色調がナチュラルに見えるのに対して、Kindle Paperwihte(左)は青みがかって見えます.余談ですが縦横比はOasisが文庫、Paperwhiteが新書版っぽいですね.

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FUJIFILM X100V

 Kindle Oasis購入のもう1つの大きな理由であるページ送り/戻しのハードウェアボタン.デフォルトでは上が送り、下が戻しですが、手に持ったときに自然に指が届くのが下のボタンだったので設定で入れ替えました.
 ちなみにくるっと180度回転させると画面も上下入れ替わって左手で操作しやすくなります.この辺り、きちんと考えられていて90度回転させたくらいでは画面は切り替わらず、135度くらいをすぎたあたりで画面が切り替わります.なので寝ながらでも勝手に画面が変わるような心配はなさそうです.
 なお、ページ送りの反応速度はPaperwhiteと比較してかなり早いです.プロセッサの性能などは公表されていないので不明ですが、処理速度自体も上がっているように感じられました.

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FUJIFILM X100V

 手に持ったときにちょっと気になったのがここの角.アルミの削りっぱなしというわけでは流石にないですが、エッジが立っており、手のひらに当たります.今回はカバーの類は買っていないのですが、購入を検討したほうがいいかもしれません.

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FUJIFILM X100V

 Kindle Oasisに限らず共通なのですが、好みに応じてフォントが追加できます.フリーのフォントも多数出回っており、電子書籍に適しているのをうたっているものもありますので、本の内容に応じて切り替えたりするなんてこともできます.
 設定方法はいたって簡単で、macOS/WindowsなどのコンピュータにKindleをUSB接続するとマスストレージとして認識されるので、「Fonts」フォルダに使用したいフォントをコピーするだけです.Kindle Oasisは当初なぜか4つまでしかフォントを認識されなかったのですが、再起動したら認識されるようになりました.

 年末年始、外出もはばかられる状況なのでせめて読書環境の充実でもと思って購入してみましたが、いい買い物をした感があります.
 コストパフォーマンス的にはPaperwhiteがやはりおすすめなのですが、画面の色調やサイズ、ハードウェアボタンの有無は思っていた以上に読書に集中できるなと感じました.

【2020.12.29追記】

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FUJIFILM X100V

 カバーなしで使用していると、手のひらに角が当たってやや痛い件.やはり気になったのでカバーを購入しました.
 購入したのはAmazon純正のレザーカバー、色は「メルロー」です.ファブリックのカバーでいいかなと思っていたのですが、グレーのものは入荷に時間がかかりそうなのと、赤は派手すぎで青はPapaerwhiteで使っていて明るい青であんまり好みではないのでレザーを選んでみました.レザーといってもファブリックより1,000円しか高くないですが.
 レビューを読むと日本語で書かれたレビューでは「安っぽい」という評価が多いのに対して、海外のものは「高級感がある」「革の匂いがしていい」と概ね高評価という不思議な二分化をしていて、どっちなんだろうと思いつつ買ってみました.

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FUJIFILM X100V

 うーん、革といえば革ですし、革の匂いもしますね.耐久性重視で革表面のコーティングをきつめにかけているようにも感じられます.最近の上質なPUレザー(ポリウレタンレザー)ってかなりよくできているんで、それにも似た感じとでもいいましょうか.
 「メルロー」の濃いめの赤の模様(刷毛とか筆でざっと塗ったような感じに近いような)はいいですね.単色だともっと安っぽく見えてしまったと思います.

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FUJIFILM X100V

 すべてがレザー製ではなく、Oasis本体を固定する部分は同系統の色のプラスティック製です.純正品だけあってきちんとフィットします.
 また、カバーに取り付けられたマグネットにより電源が連動するのはやはり便利です.

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FUJIFILM X100V

 懸念であった、角のあたりはアールが緩くなったこともあって気にならないレベルになりました.
 それ以前に、Kindle Oasis単体だと裏面がアルミ製で滑りやすいために角を保持して片手持ちしていたのが滑りづらくなったので、もうちょっと上部を持つことができて角が手のひらにあたらずに持てるようにもなったのは大きなメリットです.
 デメリットとしては、カバーのぶん重量(約110gだそうなので本体と合わせて約300gになる)が増すこと、それから蓋の部分を完全に裏に回すと指がかりになっていて段差がなくなってフラットになるので別の意味で持ちづらくなってしまいます.蓋については指で挟むようにして固定すると安定するのでそれほど気にならない感じですね.
 結論としては、やはりカバーもあったほうがいいと思いました.

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