RICOH GR DIGITAL III
コーヒーは豆を買ってきて自宅で挽いています.が、10年以上も愛用してきたフィリップスの電動コーヒーミルが最近モーターがブレているかのような怪しい音と振動を出すようになってきました.フィリップスのWebを見て新型を買おうと思ったのですが、コーヒーミルの取り扱いをやめてしまったようで、製品が載っていません.
他のメーカーの製品などを検討したのですが、どうせ時間のあるときに好きで淹れているコーヒーなので、手動式のミルもいいのではないかと思って、今回は手動式を購入することにしました.
手動式のコーヒーミルというと、思い浮かぶのが木製で上面にハンドルがついているものです.雰囲気を味わうのならばやっぱりアレがよいのですが、豆の粉の処理などに難があるという指摘をネットで見かけたので、今回はハイテクな感じの一品を選んでみることにしました.
RICOH GR DIGITAL III
ぱっと見は金属製の筒にしか見えませんが、コーヒーミルです.3分割できるような構造になっており、上面(写真奥)のフタを外してコーヒー豆を入れ、ハンドルをセットして回すことで下面(写真手前)に挽いた豆が出てくる構造です.
RICOH GR DIGITAL III
付属の説明書より.このような内部構造になっています.本体はステンレス製、刃はセラミック製ということもあってすべて水洗い可能です.
RICOH GR DIGITAL III
挽いた豆の受け口側のキャップを外すと現れる調節ネジです.これを回すことで挽きの細かさを設定できます.全部回すとネジが外れてセラミックの刃が取り出せるので洗浄可能です.
挽き加減の調節ですが、いっぱいまでネジを締めてからネジをゆるめて好みの挽き具合にセットします.90度単位でクリック感があるので、何度か試してどれだけ回せば好みの挽き具合になるかを覚える感じでしょうか.今日は12回(3回転)してみたところ、かなりの粗挽きになりました.
コーヒー約3杯ぶんの豆を挽きましたが、お湯を沸かしている間に挽き終えることができました.人によって違うのかもしれませんが、ハンドルを回す右手よりもミル本体を支える左手のほうが疲れました.
RICOH GR DIGITAL III
普段と挽き具合が違うせいか、電動ミルで挽いたものと香りや味わいが違う感じがしました.電動ミルは短時間で挽ける反面、熱を発してしまうので香りが飛びやすいそうです.
コーヒーを飲むという行為に、また一つ趣味性がプラスされた感じです.