先日の3連休あたりからぐっと暑くなってきました.
そして今日はついに梅雨も明け、通勤電車からは学生の姿も消えて夏休みシーズンに突入し、いよいよ夏本番って感じです.
しかしながら昨今の電気事情を考えると気軽にエアコンで冷やすのもなんだか気分的に後ろめたいものがあるのもまた事実.
サーキュレータも所有しているのですが、風が直接的すぎてキツく感じるのと、消費電力的にあんまりよろしくないということを知ったので、その辺を踏まえてなにか別のものをということで、GreenFan2を購入しました.
RICOH GR DIGITAL III
実は4月の段階ですでに購入していました.というのも、昨年も夏が近づくにつれて品薄になり、まったく手に入らないという状況になっていたのを目の当たりにしていたからです.
で、ようやく1-2週間ほど前に開梱.季節商品らしく、段ボール箱は再度収納することを前提に作られています.
RICOH GR DIGITAL IV(ブリーチバイパス)
特徴的なのはファンの形状.内側と外側で形状の異なる、一体化された二重のファンになっています.これにより強さの異なる風を生み出し、扇風機の間近で互いに打ち消しあって、当たりの柔らかい風を作り出すのです.
RICOH GR DIGITAL IV(ブリーチバイパス)
一般的な扇風機は台座の部分にスイッチが取り付けられていますが、GreenFan2は羽根の後ろ、モーター内蔵部分にスイッチがあります.なのでしゃがまなくてもスイッチ操作することができます.もちろん足でスイッチを入れるようなお行儀の悪いことをする必要性もありません.
また、ここに内蔵されているモーターにも特徴があり、高価ながら非常に低消費電力なDCモーターが使用されています.メーカーの説明によると、最弱で動かした場合の商品電力はわずか3W.これは一般的な扇風機の1/10、サーキュレータの1/18、1日8時間動かした場合でも1ヶ月の電気代はわずか16円.低消費電力を象徴するかのように、扇風機なのに100V電源ではなくACアダプタが付属し、DC12Vで動作します.
GreenFan2自体の価格が高価なため(3万円以上します)、耐用年数いっぱいに使っても元を取るのは無理かもしれませんが、このご時世に低消費電力なのは歓迎されるものだと思います.
RICOH GR DIGITAL IV
台座にはスイッチのたぐいはなく、円形のLEDと8個のLEDインジケータがあるのみです.
円形のものは電源オン時に点灯(スイッチではない)、8個のLEDは上段がスリープタイマー(4時間タイマーで1個が1時間を意味する)、下段が風量です.
スリープタイマーをセットすると自動的に光量が落ちます.また、リモコンで完全消灯も可能です.
RICOH GR DIGITAL IV
リモコンです.中央部が電源、上が首振り、下が風量、左がタイマー、右がLED消灯.
首振りは一般的な首振りON/OFF機能のほかに、長押しで首振り速度が速くなり、スイッチを離したところで停止する機能も装備しています.向こう側まで行って帰ってくる首振りをじっと待つ時間が短縮され、意外と重宝します.
難点はリモコンの受光部が台座のいちばん手前にあること.おそらく受光部が黒いのでデザイン的なものを考慮したのではないかと思いますが、拙宅のように散らかった室内では絶妙なリモコン捌きを必要とします.
使ってみた感想ですが.
風の心地よさは想像以上でした.あたりが柔らかいため、多少の高温でもGreenFan2のみでしのげるようになりました.エアコンを使う場合でも設定温度は高めでも大丈夫です.現状では自宅のエアコン設定温度は29度です.
そして幸か不幸か、心地よいのでそのまま寝落ちしてしまうことが増えました.
暑さによって体力を奪われやすいという見方がある反面、エアコンの冷気によって体調を崩すという側面も見逃せないのもまた事実.GreenFan2を使うことでイイ感じの落としどころが見つけられそうです.