ロードスターはオープンカーということもあって、車体の剛性が普通の車よりも低いです.
その低さが一因となって「ヒラヒラ感」や「軽快感」を演出しているようですが、個人的にはもう少し車体がきちんとしていてほしいと思うことが多々あります.
車体の剛性や安定性をアップさせるために以前にもニーレックスのナックルサポートを取り付けてみましたが、今回はさらに大物、メンバーブレースを取り付けました.
一般的な車が屋根で得ている剛性を車体下を補強することで確保しようというのが、このメンバーブレースの目的です.同様のパーツはマツダからも出ていますし、前述のニーレックスからも出ています.今回はAutoExeの製品を選択しました.AutoExeは半純正品みたいな扱いなのでディーラーで取り寄せができますし、値段や工賃なども1割引になるといったところが決め手となりました.
Apple iPhone 4S(トリミング)
リフトアップして取付位置の確認でしょうか.横に取り付けるメンバーブレースが見えます.アンダーパーツだというのに真っ赤なのが魅力です.AutoExeの製品はどこに取り付けるパーツも真っ赤なのが特徴です.
Apple iPhone 4S(トリミング)
取り付けは予想以上に時間がかかりました.最後はしっかりと固定するためでしょうか、3人がかりで作業をしていました.
RICOH GR DIGITAL IV
取り付け完了後にピットに入らせてもらい、写真を撮りました.リフトをおろしたら見ることもままならないですしね.赤いパーツがアンダーフロアに映えています.ちょっと触ってみましたが、当然ながらがっちりと固定されていてびくともしません.
ディーラーからの帰り道、通常よりも遠回りして路面の荒れた道路も走ってみたりして様子を見てみました.
うねったような路面や段差の大きなマンホールなんかでは違いが顕著です.今までは車体がねじれたりよれるような感覚がありましたが、車体全体が一体となっているような感覚が得られました.マンホールの段差が不快でなくなったのは大きいです.路面の段差を車体のねじれで受け止めていたのを、車体の剛性が上がったぶん、きちんとサスペンションが機能して振動を吸収しているのでしょうか.
また、信号待ちなどでエアコンをかけたままアイドリングしているときの振動も以前より抑えられている印象です.
総評としては、取り付けてよかった満足の逸品といったところです.
個人的印象ですが、軽快感がスポイルされたということもなく、(出費を除けば)なにかを失うというものはとくにないように感じました.
車体補強としては他にも取り付けを考えたいパーツもあるのですが、どこまでやれば十分なのか、そしてどこまでやっても完璧なものは得られないのではないかという、妥協点の探りどころが悩ましいところです.
【2013.01.14補足】
取り付けから4ヶ月が経過した時点での感想を.
取り付けによる不具合等はとくにありません.当初の感動は徐々に薄れてこれが標準だという感覚になりつつあるので、現状でメンバーブレースのない状態のものに乗ると不安定に感じるかもしれません.
あと、上記では「軽快感はスポイルされることなく」と書きましたが、若干は減っている感じはします.軽快感と安定性は相反するところがあるので、ここをメリットとみるかデメリットとみるかは人によって意見が分かれるところかもしれません.
配管とかきちんと避けてかなりちゃんとした作りみたいだね。
色が格好いいなぁ。
コメント by エヌ氏 — 2012/09/15 @ 23:15
製品としてはよくできてると思いますよ.マツダの大半の車に用意されてますが、実際に買うのはRX-8とロードスターの人くらいでしょうね.ちなみにこの製品、MT専用です.ATだとフロント側の標準の強化パーツがないので取付できないのだとか.
見えないとこのパーツだけど、下を覗き込んでちらっと赤いパーツが見えるのも隠れたオシャレみたいなものでしょうかw
コメント by Annexia — 2012/09/15 @ 23:33