遅い夏休みを利用して、福島までドライブに出かけてきました.
福島にはいわき市までは車で出かけたことがあるのですが、福島市や会津方面は鉄道でしか行ったことがありません.旅行のきっかけは、ドライブをするのに魅力的な道路が福島にあり、ロードスターで走ってみたいと思ったことからです.
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通常であれば朝から出かけるのですが、今回はちょっと距離もあるので前日夜、会社が終わってからさっそく高速に乗って出かけました.
途中の宿泊に選んだのは、「旅籠屋 佐野SA店」.旅籠屋は、素泊まり専門のホテル.1泊5,250円と低価格なのが魅力です.しかもこの佐野SA店は佐野サービスエリア内に位置しているので、サービスエリアに車を止めて宿泊ができるのです.つまり、高速料金は深夜割引で半額になるわけです.素晴らしい.
佐野サービスエリアの上り線にあるので、下り線の利用者は階段を上って上り線に行く必要があります.
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室内はこんな感じ.どの部屋も共通でツインルームです.低価格化のため歯ブラシやひげそりなどのアメニティはありません(シャンプー、リンス、タオル類はあります).バストイレ別なのはさりげなく嬉しいところ.
この日は、手前の羽生PAで買ってきたスタバのコーヒーとサンドイッチ、ドーナツを夕食にして就寝.
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ぐっすり眠り朝を迎えました.外を見るとこんな感じで高速バスが停車しているのが非日常な感じです.
素泊まりのホテルではあるのですが、朝はロビーにパンとコーヒー、オレンジジュースが無料で用意されているのが嬉しいところです.
佐野サービスエリアから福島市内までは約200km.都内から佐野まで前日に100km程度移動したのと合わせると約300km.なかなかの距離です.
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お昼は「かつ亭」で「薩摩熟成ロースかつ定食」をいただきました.
かつ亭は、今年の春に渋谷の東急東横店で開催された「福島物産展」でカツサンドを売っており、これがものすごく美味しかったので、いつかは福島の店まで食べに行きたいと思っていたのです.半年が経過し、ようやく食べに来ることができました.
空腹も満たされたところで、市街地を抜けて山間部を目指します.目的地は「磐梯吾妻スカイライン」.
民家もだんだんと少なくなり、温泉の案内看板がちらほらと見えてきたあたりから曲がりくねった道路が続くようになります.幌を開けるとだんだんと硫黄のにおいがしてきます.温泉宿も見えてきました.
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途中の展望台から.眼下に見える町並みは福島市街地.結構な高さがありますね.
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途中の浄土平にはレストハウスや大規模な駐車場が用意されています.
荒涼とした土地を縫うように続く道路はとても素晴らしいのですが、ちょっと恐ろしいことが.この写真に写っているあたりを走っていたときに「火山性ガス発生 ここから800m停車禁止」との立て看板がありました.ちょっと怖いなぁと思ってさらに進むと今度はなんと「窓ガラスをしめて」という看板が.窓ガラスどころか幌を開けて走っていたのでちょっとスピードを上げました.
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こんな感じで山肌からなにか煙がのぼっています.これがその火山性ガスでしょうか?
それからこの浄土平、階段を使って小高い山に登れるようになっているのですが、これがまたとんでもなく寒かったです.立っているのがやっとみたいな強風が吹き荒れ、iPhoneも写真を撮って別の操作をしようとすると画面がまったく写らなくなり、よく見るとバックライトの消えた画面にうっすらと要充電の表示が出ていました.バッテリ自体は50%以上残っていたのですが、温度低下でバッテリ電圧が急低下したようでした.駐車場での車の外気温度計が7度を指していたので、もしかしたら0度近かったのかもしれません.
「磐梯吾妻スカイライン」から続くようにして「磐梯吾妻レークライン」「磐梯山ゴールドライン」と走りましたが、どの道路も快適でドライブを満喫できました.
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夕飯にはまだ早いし、ちょっと観光するところがないかなと思ったところで訪れたのが「さざえ堂」.これで訪れるのは3回目なのですが、この独特の建造物、やはり素晴らしいです.江戸時代に二重らせん構造の建築物などというものを建てることができたのか、謎です.
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夕飯は喜多方ラーメン.事前にいくつか候補の店を考えていたのですが、暗くなると店自体を探すのが非常に困難で、結局駅前の店でいただきました.
食べ物は美味しく、観光道路も充実しており(山あいの観光道路は冬季は閉鎖になるところが多いようです)、なかなか充実した旅行でした.
長距離移動で前日のうちに少しでも距離を稼いでおくことで、翌日朝の都内の渋滞を回避できるなどのメリットも実感できたので、今後も遠出するときはこのパターンを使ってみようと思いました.