RICOH GR
朝晩の冷え込みが身にしみる今日この頃.
モバイルできる暖房器具が欲しいなと思ってハクキンカイロを購入しました.
携帯できる懐炉のたぐいとしては、エネループブランドの電気を使ったものとかもありますが、充電に時間がかかるという難点もありますし、使用時間も弱にして4時間が限度です.しかもパナソニックに買収された今となっては新製品も出ていないようで在庫を探すしか入手手段もなさそうです.
また使い捨ての懐炉という選択肢もありますが、ハクキンカイロのほうが暖かく、何回も使えるという点でも経済的といえます.
RICOH GR
パッケージの中身.
懐炉本体と収納袋、計量カップ、説明書.どうやら袋の柄は複数種類あるようです.
計量カップは目印が2つあり、上側の目印まで入れると12時間保温されます.これを2杯入れると24時間保温状態が続きます.この計量カップ、よくできていて、カップ下部のピンク色のプラスティックをハクキンカイロの口金を外したところにセットし、燃料を受け皿に入れてから90度回転させると燃料が下に落ちて充填されるという仕組みになっています.おかげで注油量を確認でき、なおかつ手も汚れません.
RICOH GR
燃料は純正のハクキンカイロ用ベンジンのほかに、Zippo用のオイルも使えます.
純正のベンジンが500mlで700円、Zippo用のオイルが355mlで500円(ヨドバシの通販価格)なので、どちらもほぼ同額です.ただしZippo用のオイルは定価だと355mlで1,000円するので、その場合だと純正のベンジンがよいですね.成分はまったく同じではないようですが、問題なく使えるそうです.
なお、以前にサイフォンコーヒーのアルコールランプ用に買った燃料用アルコールが自宅にあるのでこれも使えるか調べましたが、材料の違いから臭いもきつくやめたほうがよいようです.
実際に使ってみてのメリットとデメリットは、
■メリット
・エネループ懐炉や使い捨て懐炉と比べても高い熱量
・使用時間が長い
・燃料の量で使用時間を調整できること
■デメリット
・注油や点火などの作業にやや危険性があること(子供にはやらせないほうがよいでしょう)
・使用時にやや臭うこと
・熱量が高いことの裏返しとして金属に直接触れるとやけどの恐れも
といったところでしょうか.
リスク(というほど危険なものではないですが)をきちんと理解し、使いこなせば冬場の頼もしい味方となってくれそうです.