週末を利用して、三陸と遠野を旅行してきました.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
いつものように東京駅から新幹線に乗って出発.
今回は新幹線の下車駅が一ノ関のため、仙台から先は各駅停車のはやぶさに乗車しました.
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今回は「おトクなきっぷ」を利用しての旅行です.
都内からくりこま高原までは「週末パス」を利用し、くりこま高原から一ノ関間だけ普通乗車券、そして一ノ関から先の区間は「いわてホリデーパス」を利用しました.週末パスは新幹線特急券を買えば、新幹線に乗ることもできます.
要注意なのは、「いわてホリデーパス」は都内では購入できず、この切符が使えるエリア内でしか買えないこと.今回は新幹線と在来線の乗り換え時間が短かったので走って改札まで向かう羽目になりました.
FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
一ノ関で大船渡線に乗り換えて気仙沼で下車.震災の影響で鉄道はここでいったん途切れており、駅の構内には本来はレールが敷かれていたところがアスファルトで舗装されてBRTと呼ばれる代行バス用の路線として使われています.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
気仙沼といえば、名物はやはり海の幸、とくにフカヒレ.
ということで駅から少し歩いたところにある寿司店「寿ゑ泰鮨」(すえひろすし)に行って、「フカヒレセット」をいただいてきました.
とろけるようなフカヒレと、新鮮なにぎり寿司(ちょっとワサビが効きすぎだったけど)で満足.
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再び気仙沼駅に戻り、ここからはBRTで運行されている大船渡線に乗ります.
こんな感じで、一般道とBRT専用路線はわけられています.
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陸前高田行きのBRTです.気仙沼から南下する気仙沼線は駅構内から出発し、BRT専用軌道を多めに走るようですが、こちらは駅前から出発して一般道メインで走ります.
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途中、「奇跡の一本松」で下車します.
昨年の9月にきたときにはベルトコンベアの建設作業が進んでいましたが、すでに稼働しているようで巨大建造物に圧倒されます.
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道路では土砂を運ぶダンプがひっきりなしに走行し、巨大なベルトコンベアも設置されたなか、ここだけは違った時間が流れているかのような印象を受けました.
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再びBRTに乗車し、途中からBRT専用軌道を走って、バスと鉄道の両方の性格をあわせ持ったような奇妙な感覚を味わいつつ盛駅に到着.
ここからは先月全線復旧したばかりの三陸鉄道南リアス線に乗車します.
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キットカットの支援が入った車両です.キットカットは三陸鉄道北リアス線でも同様にサポートを行うなど、三陸鉄道を支援し続けています.
車内はほとんどの席が埋まっており、運転士も乗客もどことなく嬉しそうな雰囲気が出ていたのが印象的でした.
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いくつかの駅にはこんな垂れ幕が.
本当にみんなが心待ちにしていた復旧なのだということが伝わってきます.
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終点の釜石が近づくと、鉄の街らしく製鉄所が見えてきました.
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釜石から再びJRに乗り、釜石線で遠野に向かいます.
内陸に向かって走り、山越えをするので車窓もこんな感じで山奥な感じの風景が続きます.
釜石線は「銀河ドリームライン釜石線」なる別名があり、この路線が宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のモデルになったのではないかというところから名付けられたそうです.そのため、各駅にはエスペラント語で愛称が付けられています.
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宿泊地である遠野に到着.開業100周年とのことで、なかなか風情のある駅です.