2014/11/15

鳥獣戯画展

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 21:35

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FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R

 京都国立博物館で開催している「国宝 鳥獣戯画と高山寺」展を見に京都まで出かけてきました.

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FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R

 京都に行くと毎回のように訪れる龍安寺に.石庭の紅葉を期待していたのですが、残念ながら時期が早かったようで、まだ見頃ではありませんでした.
 京都駅から龍安寺まではバスで移動したのですが、龍安寺よりもさらに先のバスの終点に近い山間部が紅葉の見頃のようで大混雑でした.

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 龍安寺から嵐電に乗って嵐山へ.嵐山駅近くにある、西山艸堂で湯豆腐と精進料理をいただきました.

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 上から順に、「胡麻豆腐、飛竜頭(ひろうす)」「豆腐のお寿司、ナス田楽、きのこ」「天ぷら(山芋を海苔でくるんだもの、ししとう、高野豆腐、湯葉)」、そして湯豆腐.あとはご飯と漬け物.
 お品書きはなく、この料理のみです.精進料理ではありますが、般若湯(お酒ですな)は用意されていました.
 どれも美味しいのですが、飛竜頭が好きですね.いわゆるがんもどきですが、ふわっとした中に銀杏など様々なものが入っています.形状から百合根かなとおぼしきものも入っていましたがよくわかりませんでした.湯豆腐は豆腐もだし汁も美味しく、個人的には薬味なしで頂くほうが好みです.

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 西山艸堂から歩いてすぐの天龍寺が紅葉が見頃との看板を出していたので、入ってみることに.

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 庭園内は紅葉しているのですが、借景である背後の山々はまだ青々としており、まだ時期的に早かったようです.

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 100円追加で本堂にも入れるので、座敷から庭園を.畳と障子から見える庭園はまた違った風情があります.

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 嵐山から嵐電と地下鉄を乗り継いで、雪ノ下京都本店へ.
 観光地や繁華街から離れた、落ち着いたところにありました.

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 以前から食べてみたかったパンケーキをいただきました.トッピングは長野の林檎のコンポート.
 飲み物はアールグレイを注文.普段であれば珈琲を頂くのですが、雪ノ下の珈琲は堀口珈琲の豆を使っており、普段から飲み慣れており家でも飲んでいるので紅茶を選んだというわけです.
 パンケーキはみっちりとした密度を感じさせながらも口当たりは軽く、上にのせられたホイップクリームも非常に軽めでよくあいました.見た目の色合いからも想像できそうですが、卵の存在感が強かったです.アールグレイは大ぶりのポットでサーブされて、大きめのカップ2杯以上あり、もちろん薄いようなこともなく飲み応えがありました.

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 再び地下鉄に乗り、一澤信三郎帆布へ.ここも京都に来るとよく立ち寄る店であります.
 日頃からWebを見て、欲しくなった鞄を買うというパターンです.今回は166の紺色を購入.

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 夕方になってようやく本来の京都訪問の目的である鳥獣戯画展に.
 この時間に訪れたのは、展示が大人気で日中は2時間を超えるため時間をずらしたかったからのと、室内展示なので外が暗くなってからでもよいだろうという判断からです.

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 敷地内に入ってみると、目に飛び込んできたのは長い行列.案内では入館まで80分待ち、さらに絵巻を見るまでには館内でさらに50分待ちとのこと.仕方がないので待ちます.混雑を見越して帰りの新幹線は遅めの時間でとってあったので、17時から並んでも3時間半ほどあるのでまあ大丈夫だろうと.
 しかし、日が落ちると11月中旬の京都の屋外は寒く、だんだんと凍えてきました.結局外には1時間ほど並び、内部の展示でも再び並ぶなど、かなりの時間を行列に費やされました.

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FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R

 事前に情報をそれほど集めてなかったこともあり、絵巻物だけを展示しているのかと思ったら、他にも高山寺と関わりの深い明恵上人にまつわるものなども展示されていました.
 今回の鳥獣戯画絵巻の展示は百年以上ぶりに修復が行われたことを記念してのものだったのですが、修復された絵巻はとても平安時代に描かれたものとは思えないほどの見事な修復でした.こういうことをいうと嫌味っぽくとらえられるかもしれませんが、あまりに綺麗に修復されすぎていて、つい先日描かれましたといわれても信じてしまいそうなほどです.
 一般に知られているのは甲巻ですが、甲乙丙丁と全部で4巻あり、甲乙は平安時代、丙丁は鎌倉時代の作と言われています.甲巻がやはり出色ではありますが、乙巻のさながら動物図鑑(ただし架空の動物も含む)も見応えがありました.

 今回の移動ルート.
 紅葉にはやや早い時期でしたが、観光や食べ物など京都は魅力の多い場所であります.様々な余裕があれば四季折々に訪れたいものです.

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