FUJIFILM X100T
ディーラーにNDロードスターの試乗をしに出かけてきました.
ディーラーに着くと、すでに試乗車が用意されており、自分の車に乗ったまましばらく「おおー」と思って眺めてしまいました.
ボディカラーは自分が第一候補としている、ブルーリフレックスマイカ.以前に他の車で同じ色を見たときには、いまいちぱっとしなかったのですが、改めて見るといい色です.
さっそく試乗.今日はあんまり長い時間は取れないということなので、かるくぐるっと一周.
ドアを開いて最初に思ったのはドアが軽いこと.というか、何の気なしにドアを開けるとがばっと全開になってしまい、意図せず隣の車にドアパンチしてしまいそうで、これは同乗者を乗せる際には要注意だと思いました.営業のほうではとくに他の車に比べて軽いという意識はないようです.普段から丁寧に車を扱っているからなのかもしれません.
シートやミラーをあわせて、オープンにしてさっそく道路に出ました.
非常に気になったのはアクセルペダル.オルガン式であるうえに、クラッチやブレーキペダルと比べて奥まっているので踏みづらいのです.慣れなのかもしれませんが、短時間の試乗では違和感としてずっと残り続けていました.
シフトノブは球形で自分が使っているステンレス削り出しの球形のもの(42.5mm)と比べてもやや大きめ(48mm)なこともあり握りづらさを感じたり、シフトチェンジのときに機械がかみ合う感触がはっきり伝わってきて、微妙な違和感がここにも.走行距離もわずかな試乗車だったので機械的な馴染みもできていないからかもしれませんが、NCロードスターのシフトチェンジのほうが柔らかい感じがしました.このあたりは慣れや好みの問題でしょう.
試乗車のグレードがS Special Packageなのでシートは布.座った感触はかなりいいですね.今までのようなバネで支えるタイプではなく面で支えるネットシートを採用したそうですが、乗り心地のよさに一役買ってそうです.後述しますが、レザーシートも同様の感触でした.
NCの2L、170PSに比べてNDは1.5L、131PSにダウンしたわけですが、速度的には不満は感じられませんでした.積極的にアクセルを踏んで走行したのですが、感覚的にそれほどスピードを出していない気がしていても結構な速度が出ていたりします.エンジン音はそれほど大きなものではないですが、気持ちいい音がしますね.
FUJIFILM X100T
試乗から戻ってきて、まじまじと観察.車のデザインというのは、側面にアクセントとなるライン(キャラクターライン)をつけて表情を出すものですが、NDロードスターの場合は「面」で表情をつけており、周囲のものの映り込みを通じてデザインを感じさせます.
FUJIFILM X100T
まあよくあることですが、発表会のときのモデルと比べてホイールの隙間が大きいです.
FUJIFILM X100T
眼光鋭いレンズ周り.
FUJIFILM X100T
視点を下げると雰囲気が変わります.こうしてみると、RX-8のライトのデザインに近い感じも.
FUJIFILM X100T
自分のNCロードスターと.
4年ほどNCに乗ってきてNDを試乗すると、すんなりと馴染める部分と違和感がある部分が混在していて、微妙なもやっとした感じが残りました.つまるところ、本気で車を買うことを前提としての試乗にしては距離が短すぎるだという結論になり、明日また試乗することに.今度はもうちょっと足を伸ばして、普段から自分が走り慣れているところを運転することに.それで最終的な結論を出そうと思いました.
補足.
購入するとしたらS Leather Packageなので、Boseオーディオや内装を見させてもらうために、ディーラーの車庫にあるATのモデルにも座ってみました.
エンジンをかけた状態ながら移動しない状態で、自分のiPod touchを接続して聴いてみた印象としては、以前のRX-8のBoseと違ってかなりいい音です.シートのヘッドレスト部分にもスピーカーが埋め込まれているなど9スピーカーなのですが、それらを巧く使ってスピーカーの位置を感じさせないような音が出ています.Boseはレスオプションで外すこともできるのですが、このままでよいと思いました.
副次的に気になったのがマツダコネクト.USBでつないだiPod touchのプレイリストを呼び出すのに待ちきれないほどの時間がかかりました.ようやく表示されたと思ったらスクロールさせるとすぐ読み込み中で止まってしまったり、しまいにはプレイリスト名が表示されなかったり.プレイリスト以外から選曲しようとあれこれいじって、再びプレイリストに戻ったらすべて表示されるようになりましたが、もたつきすぎです.2度目以降は素早く表示されますが、ナビが国産のものになったとはいえ大きなネックだなと思いました.