遅い夏休みを利用して西のほうに旅行に出かけてきました.
今回のテーマというか目的は……
・NDロードスターで長距離を走ってみたい
・しまなみ海道を車で走りたい
・マツダの工場見学で去年はNCロードスターの製造ラインを見たので、今年はNDロードスターが製造されているところを見たい
というあたりです.
旅行に出る旨を親に伝えたところ、母親が同行したいとのことだったので2人での旅行となりました.
車移動でなおかつすべて自分が運転したこともあって普段の旅行よりも撮った写真は少なめです.
FUJIFILM X100T
朝7時くらいに静岡を出て、昼前には淡路島に.写真は淡路島のサービスエリアから本州側を眺めたもの.
FUJIFILM X100T
FUJIFILM X100T
四国にきたんだし、ちょうど昼時には香川のあたりなので、ということで昼食は高松は屋島でうどん.
観光客向けのうどん店とおぼしき店舗でしたが、だしの違いが大きく、ちょっと遠くまで来たなという感じを受けました.
FUJIFILM X100T
1日目は松山、道後温泉に宿泊.静岡県中部から松山まで移動距離は約680km.ホテルに入る前に給油したところ38L入ったので結構ギリギリでしたが(NDロードスターのガソリンタンク容量は40L)なんとか走りきりました.
ホテルにはお約束ともいえる、ポンジュースの出る蛇口が.ジョークともいえるサービスですがここはありがたくいただいておくもの.ポンジュース好きなので2杯いただきました.
FUJIFILM X100T
道後温泉といえば必ず紹介されるこの建物、道後温泉本館です.2種類の湯と休憩室などを備えたちょっと豪華な銭湯といった趣ですが、休憩室を使わずに入るだけなら410円で楽しめます.それでも十分時代を感じさせる建物を堪能することができました.
FUJIFILM X100T
側面から見た、道後温泉本館.休憩室が見えます.建物のてっぺんに見えるものは白鷺です.
FUJIFILM X100T
FUJIFILM X100T
翌日は松山から広島へ.旅の目的の一つでもある瀬戸内海を渡る、しまなみ海道です.
が、残念なことに土砂降りといってもいいくらいの雨.よくいえば霧がかかって幻想的な光景といえなくもないですが、本来ならばオープンにして風景を楽しみながら走りたかったところなわけで、がっかりでした.これはまたいつか、リベンジしたいところ.
本州に渡って尾道からしばらく広島方面に向かったところにある街、三原.そこにクリームパンで有名な「八天堂」の本店があるので、せっかく近くまで来たんだからと寄ってみることに.大々的にやっているのかと思いきや、拍子抜けするほど小さな店舗でした.が、やはり人気店、11時前に訪れたのに品切れになっているパンが多かったです.
広島カープ応援クリームパンとひろしま檸檬パンを購入し、途中のサービスエリアでコーヒーを買っていただきました.広島カープ応援クリームパンにはカープ坊やの焼き印入り.
FUJIFILM X100T
13時半から始まる工場見学に間に合うようにマツダの本社へ.NDロードスターにしてみれば里帰りのようなものです.
工場見学は誰でも申し込めば無料でできるのでおすすめです.
FUJIFILM X100T
説明エリアに向かうバスからの車窓や製造ラインなどは撮影禁止です.撮影できるのは工場の一部にある説明用エリアのみ.昨年も訪れて写真を撮っているはずなのに、ついまた撮影してしまいます.
FUJIFILM X100T
これは昨年は展示されていなかったと思われるもの.マツダのデザインテーマである「鼓動」を象徴するデザインシンボルのようなもののようです.
FUJIFILM X100T
去年の工場見学のときは電車の時間が迫っていてミュージアムショップに行くことができませんでしたが、今回は行くことができ、おめあてのNDロードスターのミニカー、しかも自分の車と同じブルーリフレックスマイカを入手できました.
このミニカー、ロードスターを予約購入した人にプレゼントされたものと同じだそうですが(プレゼントされたものはナンバーまで入っているとのことでうらやましい!)、実車のデータや各部門の協力を得て作られているので非常にリアルです.
FUJIFILM X100T
広島市内に着き、ホテルにチェックインして一休みしたら街中へ.
訪れるべきはやはり広島平和記念資料館.以前にも何度か訪れていますが、何度見ても悲惨さに打ちのめされます.
FUJIFILM X100T
原爆ドーム.補強工事がなされていますが、かろうじて残っているという印象でもあり、なんとかして後世に残していきたいものであります.
FUJIFILM X100T
広島で食事といえば、やはりお好み焼き.お好み村なる、お好み焼き店ばかり密集したビルがあるのでそこに行き、わからないまま適当に店舗を選んでいただきましたが、安定の美味しさです.
FUJIFILM X100T
3日目.広島から鳥取へ.自分の行きたいところを点と点を線でつないだような行程の組み方をしているため、初日は四国、2日目は瀬戸内、そして3日目には日本海側に移動です.さすがにこのあたりからアクセルペダルやクラッチペダルを踏んでいるせいか両足のふくらはぎにじんわりとした筋肉痛が出てきました.左足と右足、どっちの筋肉痛がひどかったかといえばクラッチを踏む左足のほうです.高速道路の移動が多いのでアクセルペダルを踏む右足のほうが痛くなりそうな気もしますが、NDロードスターのアクセルペダルはオルガン式ということもあり疲労が軽減されているのが効いているのかもしれません.
鳥取では以前から行きたかった「すなば珈琲」に.鳥取県知事の「スタバはないけどスナバはある」というだじゃれに呼応する形でできた冗談のような名前の喫茶店です.
FUJIFILM X100T
地元の食材を使ったメニューが特徴の「すなば珈琲」.注文したのは地元の特産である「モサエビ」を使った「モサエビサンド」.甘みのあるエビをミンチにしたコロッケをタルタルソースとともにホットサンドにしたものです.甘みのあるエビというと北陸の甘エビを想像しますが、コロッケになっているせいか、また違った甘さのような気がしました.
FUJIFILM X100T
腹ごしらえを済ませたら、すなば珈琲のだじゃれのネタ元である鳥取砂丘へ.
小さく見える人々と比べることで砂丘の大きさがわかります.前日まで降っていた雨によってまだ砂が湿っているところもあり、わりと歩きやすかったです.
FUJIFILM X100T
小高い砂丘を登った先に見えるのは海.けっこう急斜面だったため海まで降りるのは諦めました.
なにもなく、だだっ広い砂浜だけがある光景というのはなかなか見ることのできるものではありません.しばし見入ってしまいました.
FUJIFILM X100T
鳥取を出て、海沿いを走り、餘部鉄橋の下をくぐり、この日は宮津に宿泊.
以前にも泊まったことのある「茶六本館」に.中も外も時代がかった年代物の建築がたまりません.
FUJIFILM X100T
4日目は帰宅の途につくついでに、ちょっと京都市内に.
車で中心部に行くのは渋滞に巻き込まれそうでイヤだったので東山方面に向かい、一澤信三郎帆布や知恩院に立ち寄って軽く観光してきました.
今回の移動行程です.移動距離は2,150kmほど.3泊4日(前日の東京-静岡の移動を除く)で移動するにはちょっと長距離ですね.
トラブルもなく、無事に帰ってこれたのはなによりですが、やはり残念だったのはしまなみ海道を通るときに天候が悪かったこと.1ヶ月前に計画を立てているので天候ばかりはどうにもなりませんが、再挑戦したいところです.とはいえ、これだけ長距離なのでいつ行けるかはまったくの未定ですが.