以前に「プロスペック・ナックルサポート」、「メンバーブレース」と車体補強をしたロードスターですが、最後の仕上げとして、サスペンションの左右をつなぐパーツ「ストラットタワーバー」と「フロアクロスバー」を装着しました.
SONY DSC-RX1(トリミング)
取り付けはいつもどおりディーラーで.
フロント(ストラットタワーバー)は比較的簡単なようですが、リア(フロアクロスバー)は周辺のパーツを部分的に削ったりする必要があり2時間ほど時間がかかりました.まあ、自分はプロに任せて待っていただけなんですが.
SONY DSC-RX1
自分のロードスターはRSというグレードのため、ストラットタワーバーは標準で装着されています(見づらいですが、黒いバーがそうです).が、コストのせいかそれとも取り付けしやすさのためか複数のバーをボルトでつなぐ方式になっており、やや心許ない感じでもありました.
SONY DSC-RX1
これが交換後、1ピース構造で4点を留める方法になっています.
パーツが赤いこともあって派手ですね.
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リアはトランク内、カーペットの下にバーが入りました(その奥に見える箱状のものは別物です).
乗ってみた感想を.
車体ががっしりとなった感覚が伝わってきます.ロードスターはオープンカーなので通常の屋根のある車に比べて剛性が低く、車体全体がたわみやすい傾向にありますが、フロアとサスペンション上面に補強パーツを組むことでかなり改善されたと思います.
が、その弊害として道路の凹凸がダイレクトに伝わるようになり、乗り心地が固くなりました.サスペンションは最初から装着されているビルシュタイン製のものですが、路面の凹凸を吸収しきれていない印象です.運転していてカタカタと音がしたので、取り付けパーツが振動しているのかと思ったら、助手席に置いた鞄の金具が振動する音でした.そうした音が気になるほどには変化しています.
車に手を加えると変化を見るため、いつも同じ段差舗装のところを走るのですが、結構激しく上下に揺すられます.まったくのノーマル状態だと車体がたわんで不要な振動が伝わり、ナックルサポートとメンバーブレースで不要な振動がやや抑えられて改善されたところに、今回のパーツ取り付けで段差がはっきりと伝えられて乗り心地は悪くなった感じでしょうか.
また、ステアリングが重くなりました.ステアリングの重さは感覚的なものもあり、運転するうちに慣れるものではありますが(実際、すぐに慣れました)、ノーマルのロードスター特有の(やや味付けが過剰なほどの)ヒラヒラ感が失われているのも事実ではあります.
さらに、下手なシフト操作をすると振動が出ます.ノーマル状態のルーズな操作を許容するマージンが減っている感じでしょうか.
次なる方向性としては、しなやかな足回りといったところでしょうか.KONIのショックを入れたいところではありますが、いかんせん資金が尽きたのでしばらくはこのままです.