前回のつづきです.
購入したのは、
・ソニー Cyber-shot RX1
・ソニー レンズフード LHP-1
・ソニー サムグリップ TGA-1
・ソニー モニター保護セミハードシート PCK-LM15
・フォクトレンダー 35mmビューファインダー
の5点.しめて約27万円.
RX1には純正で電子ビューファインダと光学ビューファインダが用意されています.
電子ビューファインダのメリットは視野率が100%、つまり撮れるものと同じ画像がファインダに表示されます.そしてシャッター速度などの情報も表示されます.デメリットは液晶モニタなので実際のものと色味が若干異なるあたりでしょうか.画素数的にはかなり細かいので、以前のようにドットの粗さが目につくようなこともなくなったと思います.ただ、個人的には未だに電子式には馴染めないのと、見た目が格好悪く感じたのでパス.
光学ビューファインダのメリットはクリアに見えることに尽きます.あとは両手に加えて接眼部の3点でホールドできるのでブレにくいことでしょうか.デメリットはなんといってもパララックス(視差)が大きいので、ファインダで見ているものと実際に撮れる画像では範囲が異なります.とくに近距離ではその差がさらに大きくなります.それから、撮影情報なども表示されません.ただし、RX1にはそれをフォローするための機能として、液晶モニタ全画面に撮影情報を表示する機能を備えています.
純正の光学ビューファインダはツァイスブランドのもので、T*コーティングが施されたものです.コシナから売られているツァイスブランドの光学ビューファインダと形状が同じなので、製造はコシナでしょう.ただ、形状が四角くて自分の好みではないこともあって、あえてフォクトレンダー(こちらも製造はコシナ)の丸形のものを選びました.
それに対して、下取りに出したのは、
・CarlZeiss Distagon 25mm F2.8 ZF
・CarlZeiss Planar 50mm F1.4 ZF
・ニコン AiAF28mm F2.8D
・ニコン Zoom-Nikkor DX 18-70mm F3.5-4.5
・マンフロット 自由雲台 496
の5点.下取り金額は約7万5千円.まあ圧倒的に足りませんね.
Distagon 25mmは最短撮影距離17cmと、ほとんどレンズ前からピントの合うマクロ性能が素晴らしく、お気に入りのレンズではあったのですが、広角レンズでF2.8ではボケ等は期待できず、さらに絞り開放だと同心円状の目の回るようなボケが盛大に出ることもあって自分の手には負えない感じでした.Planar 50mm F1.4は昔から続くツァイスの看板レンズともいえるものですが、同じツァイスのマクロレンズMakro-Planar 50mm F2の性能がとにかく素晴らしく、使用頻度が少ないのでこれも手放すことに.ちなみにこの2本のレンズ、CONTAX RXを使っていたときにも使っていたレンズで、2度目のドナドナとなります.
さて.ここまでの計算では差額は20万円ほどもあるのですが、この差はもうちょっと縮まります.
まず、フジヤカメラは下取り査定の場合は査定金額が10%アップします.これで査定金額は8万円を超えます.さらに、特定の製品の場合、下取り商品があると本体価格が値引きされます.RX1にもこれが適用されて、8,000円引き.よって、総支払額は18万といくらかといったところになります.
支払いを済ませ、店を出て向かった先はフジヤカメラの2階に隣接しているルノアール.
私は我慢のできない悪いオトナなので、家まで大人しく帰るようなことはできないのでここで開封するのです.
コーヒーを注文し、カメラ本体に比べて大ぶりな箱を開け、カメラ本体を取り出します.高揚する一瞬です.バッテリをセットし、自宅から持ってきたSDカードもセット.そして側面のふたを開けてエネループモバイルブースタからのUSBケーブルを差し込みます.今回は購入を決めてから実際に購入に至るまで日数があったこともあって、こうした準備は万端です.
充電しながら細々とした製品の箱を開けて、フードをねじ込み、サムグリップを取り付け、さらにその上にビューファインダを取り付けます.さらに電源を入れてささっと初期設定とカスタマイズ.
Apple iPhone 5 + Hipstamatic
コーヒーを飲みながら、これはカッコイイと自己満足に浸り、そのコーヒーを意味もなく撮ってみたり.GR DIGITAL IVのときもそうでしたが、カメラを買うととりあえず喫茶店で初期設定をするので、1枚目の写真はコーヒーカップが写っていることが多いようです.
さらにつづきます.